ヘアカラー剤

皮膚
02 /23 2018

コメント欄で、ヘアカラー剤について質問がありました。

スマホで見ておられる方には、記事にした方が読みやすいようですので、少し追加情報も入れて記事にします。

 

【質問】


白髪染めや、おしゃれヘアカラーなど、髪を染めるということは、体への害はどの程度あるのでしょうか。経皮毒などあるのでしょうか。
(
湿布薬や塗り薬があるほどなので、きっと皮膚からの吸収もあるとは思っていますが。)
染めた時に、頭の皮膚が痛かったので、染めるのを辞めていますが、今後、白髪が増えてきた際に、どうしようかと考えています。もちろん、そのままの自然が良いのでしょうが、いつまでもオシャレでいたい気持ちもあります。


【答え】


白髪染めやヘアカラーの成分を見たことがありますか?
見ると分かられると思いますが、たくさんの化学物質が入っています。
当然、経皮吸収されるものもありますし、界面活性剤が入っているものも多いようです。
界面活性剤が入っていることで、より経皮吸収されやすくなります。

すべての人で起こるわけではありませんが、以下のような害があります。
最も多いのは、アレルギー反応です。
かゆくなったり、湿疹が出来たりします。
アレルギー以上に過激な反応にアナフィラキシーがあります。
これになると、 呼吸困難・頻脈・悪寒など症状がきわめて強く出て、最悪死ぬ危険があります。
ですから、ちょっとかゆいとか、ちょっとかぶれたくらいに考えて、使い続けるのではなく、何らかの異常を感じたものは避けるようにすべきだと思います。
何ともないと思って使っていても、いつアレルギーを発症するかは分かりませんので、自分を観察することを習慣にしておくといいと思います。

経皮吸収による毒性もあります。
特に、 パラフェニレンジアミン(PPD)というものが入っている場合、皮膚の障害、呼吸器の障害、内臓の障害 などが出るものもあります。
環境ホルモン作用もあるようですので、妊娠を望んでいる人は避けた方がいいでしょう。
成分の中に、パラフェニレンジアミンの文字が見あたらなくても、トルエン-2,5-ジアミンやパラアミノフェノールなど、名前の一部にアミン、アミノをもつ物質があれば、PPDと似た化学構造を持ち、同じような作用を示す可能性がありますので、避けた方がいいと思います。

髪を染めるのだったらヘナがいいと言われています。
しかし、普通のヘアカラーのように色が選べません。
基本的に髪には優しくていいのですが、アレルギーが出る人もいます。
また、ヘナにも化学物質が含まれているものもありますので、選ぶときは注意して選んで下さい。

 

三石巌先生の「分子栄養学の健康相談」という本に、ビタミンEを頭皮にすり込むと白髪にも意外によく聞くという記述があります。血行が良くなることで改善されるのかもしれません。

 

また、白髪メラニン量の不足が原因ですので、メラニンの元となるチロシンというアミノ酸が不足していると考えられます。チロシンを多く含む食品を食べたり、サプリで取るという方法もあります。

サプリをとる場合、人にもよりますが、一部ドーパミンになることから覚醒作用があると言われています。だからサプリをとる時は、食後を避けて朝と昼に1錠ずつが良いかもしれません。もしくは食後だと効きにくいことから夕食後すぐとかだと覚醒作用も出にくくていいかもしれません。同化という観点では夜寝る前が良いですし、人によっては覚醒作用が出ない人もいますので、飲んでみて目が冴えるならタイミングを変えるということでもいいかもしれません。

サプリは個人差がありますので、自分で試行錯誤して下さい。

 

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豆乳

タンパク質
02 /04 2018
【質問】
豆乳が、タンパク質の摂取について与える影響について質問がありました。
【答え】
大豆には、トリプシンインヒビターという阻害物質が含まれます。
膵臓から分泌される“トリプシン”というタンパク質分解酵素の働きを邪魔するのが、この物質です。
食物が胃を通過して十二指腸に入ってくると、膵臓は通常どおり消化酵素トリプシンをつくって分泌します。
でも、この物質が含まれているとタンパク質を消化できなくなります。
トリプシンインヒビターそのものもタンパク質ですから、熱を加えればその作用は失われます。
でも、これが、かなりしぶとい物質で、豆乳には13%残っているようです。
豆乳タンパク質の補給と思って飲んでも、消化出来ないのであれば意味がありません。
また、一緒に食べるタンパク質の吸収も妨げてしまう事になります。
単に、飲み物として単独で飲むのであれば、いいかもしれません。
でも、牛乳の代わりに毎日ごくごく飲むような生活をしていれば、それ以外にもあるデメリット(植物毒)が目立ってきて、ミネラルの吸収阻害や顔の皮膚が茶色になる、甲状腺異常なども出る可能性があります。
一方、発酵によってトリプシンインヒビターはほとんど破壊されますので、栄養価値の高い発酵食品、味噌や納豆は問題ありません。
ところが、比較的弱い加熱で処理しているのが豆腐豆乳です。
これらの中には少しばかりトリプシンインヒビターが活性のまま残っています。
各種大豆製品のトリプシンインヒビターの活性残存率は木綿豆腐で2.5%、寄せ豆腐で3.4%、絹ごし豆腐で4.3%、充填豆腐で7.9%、豆乳13.0%、納豆0.7%、醤油0.8%、味噌0.3%などです。
大豆製品には、それ以外のメリットもありますので、一番トリプシンインヒビターが含まれている豆乳以外の大豆製品を適量食べるのがいいかと思います。

【質問】

トリプシンインヒビターの事でお伺いします。
豆乳や豆腐など、トリプシンインヒビターの活性残存率が高い食品は加熱処理をすると良いのでしょうか。
豆乳は温めて飲む、豆腐は湯豆腐やお味噌汁に入れて頂くとトリプシンインヒビターの活性残存率が下がり悪戯をしなくなるのでしょうか?

【答え】

トリプシンインヒビターについてですが、残念ながら、豆腐や豆乳を加熱しても、完全には失活しないようです。
大豆を丸のまま加熱すると、失活するのですが、加熱前に大豆を潰したりカットすると、加熱しても完全に失活しないようです。
トリプシンインヒビターは、植物が自分を守るために持っている物質で、元々活性がない状態で存在し、傷つけられる事により活性型に変わるようです。
活性がないトリプシンインヒビターは加熱すると失活しますが、活性型の場合、完全に失活しないという事になります。
豆腐は、そこまでたくさん含んでいないので、大量に毎日のように食べるので無ければ気にされなくてもいいのではないかと思います。
豆乳は、タンパク質の摂取を目的として飲まれるのは難しいかと思います。
単なる嗜好品として飲まれるのであれば、たまにはいいのではないでしょうか。
大豆はアレルギーを起こす事もあり、豆腐や発酵した大豆製品より、大豆そのものや豆乳の方がアレルギーを起こす可能性が高くなりますので、ご注意下さい。




忘れな草